わたくしがスペイン語学の基礎の基礎を習ったところの先生は、10数年間スペインに住んでおられ、あちらになじみすぎたため、日本人のくせに日本語が怪しくなっておられました。
もういいからスペイン語で授業しろよ、と思いました。
「私ね、この夏もスペインに帰る予定ですー」
先生!? 先生!? 今「帰る」ってゆうた!? あんた関西生まれの関西育ちだろ!? ……というのが当時の私の感想です。
その先生は標準スペイン語つまりcastellanoはもちろんのこと、ガリシア語、果てはバスク語アラビア語(モサラベ語かも?)にまで造詣が深い超人でした。多分というか絶対カタルーニャ語もできるぜあの人。
言うまでもなくラテン語もやってらしたのですが、あの調子だとギリシャ語とヘブライ語すなわち「西洋中世の神聖三大言語」をカバーしていたくさい。
元々の専門は英語だったらしいんですが、どこで軌道が逸れまくったのやら。
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